腕時計の電池交換の時期とサイン

秒針が4秒刻みで進むのは故障?

時計の秒針が突如4秒刻みで進むようになった経験はないですか?
4秒刻みというのは、4秒に1秒分針が進むのではなく、4秒で4秒分いっきに進むということです。
つまり、時計が遅れているわけではありません。
動作はおかしいですが、正確な時間が確認できるためそのまま放っておく人もいるかもしれません。
しかし、そのまま放置しておくのはオススメできません。
なぜならそれは時計が止まってしまう予兆だからです。
時計の秒針が4秒刻みで進む原因と対処の方法を紹介します。

時計の秒針が4秒刻みで進むのは電池切れが原因

結論から言うと、時計の秒針が4秒刻みで進むのは電池が切れかかっている証拠です。
時計に限らず電池を動力源とするクォーツ式の腕時計は、電池が切れかかると数秒刻みで秒針が進むようになります。
電力が弱まると、針を動かすためのステップモーターの動きが鈍くなり問題の挙動を起こします。
クォーツ式の腕時計は4、5年経過すると電池交換が必要になります。

クォーツ時計のメリット

コストパフォーマンスの良いクォーツ時計だが、メリットもあります。
腕時計にはクォーツ式と機械式の2種類あります。
機械式はゼンマイを巻いて動かす時計です。
電池が不要な分、2、3日ごとにゼンマイを巻いてあげないと時計は止まってしまいます。

またクォーツ時計よりも作成に手間がかかるので値段も高くなっています。
複雑にパーツを組み合わせているので、強い衝撃に弱いというのも難点です。
それに対してクォーツ式は、値段は機械式よりも安く、時間の精度も高く、さらに衝撃にも強いというメリットを持っています。

クォーツ時計のデメリット

これだけ見ると、クォーツ式の時計の方がよいと思うかもしれません。
しかし、クォーツ式にもデメリットはあります。
もっとも大きいのは寿命が短い点だと思います。

クォーツ式は電池で動くため、時計内部に電子回路が組み込まれています。
この電子回路はクォーツ時計の部品で最初にダメになる可能性が非常に高い部品です。
その寿命はおよそ10年です。
時計が止まってしまい、電池を交換しても針が動かない場合は電子回路が死んでいます。

機械式は電子回路を使っていないので、クォーツ式の時計よりもはるかに長持ちします。
その分資産価値も高く、高値で買い取ってもらえます。