ロレックスの夜光塗料まとめ トリチウム・ルミノバ・クロマライト

  • 2020年8月10日
  • 2020年8月10日
  • コラム
今回はロレックスに使われている夜光塗料についてお伝えします。
年代によって使用されている夜光塗料が違い、光る色でどの夜光塗料が使われているか分かります。

トリチウム

1960年ごろから1990年代後半

何十年も前のロレックスではトリチウムという放射性物質の夜光塗が一般的で1960年ごろから1990年代後半あたりまで使用されていました。
太陽の光や照明の光を必要とせず自ら発光する塗料のことを「自発光塗料」と呼びます。
当社に持ち込まれるこの塗料が使われている時計の夜光塗料は今現在ではほとんど「光らない」のが特徴です。
理由はトリチウムの半減期が約12年だからです。
アンティークのロレックスで暗い場所でやけに光っていたらそれは夜光の塗りなおしがされている可能性が高いです。
本来ならばトリチウムであれば経年によって針や文字盤の夜光はうっすらと茶色い焼けが起こっている状態の色になっているのですが
塗りなおしされている場合、夜光部分が綺麗な白色だったりします。この場合、もうほぼ光らないはずの夜光塗料が暗闇で綺麗に光っていることがあり少し不自然でもったいない気がします。
私個人の感想としてはアンディークであれば夜光を塗り直すのではなく、そのままにしている方(経年によってうっすらと茶色い焼けが起こっている状態の色)
が自然で逆に味が出ていいなと感じます。

ルミノバ

日本の会社が1993年に開発
これは日本の根本特殊化学株式会社という会社が1993年に開発したものです。放射性物質を含んでいない夜光塗料です。
従来の発光塗料よりも10倍明るく、10倍発光時間が長く、半永久的に使えて経年劣化がほとんどないといった特徴があります
先程紹介したトリチウムとは違い、太陽の光や照明の光を必要とする塗料のことを「蓄光塗料と呼びます。
鮮やかなグリーン色に光ります。

クロマライト(現在)

2007年頃から採用
ロレックスが開発した放射性物質を含まない夜光塗料です。
発光時間はルミノバの倍に当たる8時間で、ロレックスでは2007年頃から採用され始めたようです。
ルミノバがグリーンに光るのに対し、クロマライトは鮮やかなブルーに光ります。
 暗闇に光る時計の夜光塗料はとても神秘的に見え美しく感じます。
これも時計の魅力の一つかもしれませんね。