新品のフランクミュラーを手に入れるのは難しくても中古品ならと探していると付属品に”販売証明書”の文字を見かけたことがある方もいると思います。
はじめにフランクミュラーの購入について、購入ルートには大まかに3つあります。
正規店
フランクミュラーの正規輸入代理店であるワールド通商株式会社が運営する直営ブティックになります。
東京・大阪・福岡と、伊勢丹や三越といった百貨店に入っているサロンもあります。
値引き交渉はできませんが、偽物や粗悪品に出くわすことなく、知識の豊富なスタッフがいるので初めての方でも安心してご購入いただけます。
フランクミュラーの正規認定中古時計を扱う店舗も東京と大阪にあるので、通常の定価よりも安く正規品を買うことが可能です。
並行店
メーカーとは関係のない個人や会社が海外で買い付けをして輸入して販売している店舗になります。
ほとんどの商品が正規店よりも安く買うことが可能です。
中古品の扱いもありますので少しでも安く手に入れたい方にオススメです。
中古品の中には廃版になってしまったモデルも存在する可能性があり、優良並行店の場合、中古でも新品と見間違えてしまうほど綺麗な仕上がりの時計を購入できる可能性があります。
並行店は店舗により品質や価格に上下があるため、優良店を検索しておきましょう。
量販店
ヨドバシカメラやビックカメラなどの量販店が並行店と同様のルートで入荷して販売しております。
並行店と同じく、正規店よりも安く購入でき、さらにその量販店のポイントサービスを受けることができます。
デメリットとしては、時計の専門店ではないので品揃えがあまりよくないこと、専門知識のあるスタッフさんが少ないことです。
購入ルートについて説明しましたが、フランクミュラーは正規店で購入した時計以外は正規のアフターサービスを受けることができないので注意しましょう。
フランクミュラーのアフターサービス
時計は精密機械なので、定期的にメンテナンスを受ける必要があります。
アフターサービスを受ける場合は国際保証書の提示が必須になります。
正規店で購入すればワールド通商株式会社が発行する正規の国際保証書が発行されます。
それ以外のお店で購入した時計の場合には海外の販売店のスタンプが押されていたり、何の記載もなかったりするため、メーカーにオーバーホールや修理依頼をすることができません。
国際保証書は補償期限内であれば無償で受けられるサービスがあるだけではなく、国内正規店で購入しているのでアフターサービスを受けることができるという証明書の役割も果たします。
しかし国際保証書を紛失してしまったり、他の人から時計だけ譲ってもらい、国際保証書がないというケースもあるかと思います。
国際保証書は製造元であるFRANCK MULLER WATCHLANDグループから商品の数量分のみ発行されているため、再発行はできませんが、販売証明書があれば国際保証書の代わりになります。
販売証明書
フランクミュラーの正規輸入代理店であるワールド通商株式会社が発行している証明書になります。
日本の正規店で購入した時計であれば、どなたでも発行してもらうことができます。
発行手数料5,000円と、一度時計を預けなければいけませんが、申請してから1ヶ月程度で受け取り可能です。
正規店で購入したのは確かなのに国際保証書が手元にない方はワールド通商株式会社のカスタマーセンターに連絡して発行してもらうと安心です。
正規店で購入したかわからない
正規店で購入していればワールド通商株式会社から販売証明書を発行してもらうことができます。
購入したお店が正規店だったのか並行店だったのか分からないときもあります。
そういった場合は、ワールド通商株式会社のカスタマーセンターに型番とシリアルを伝えると正規店で購入された時計かどうか調べてもらうことができます。
正規店で購入された時計であれば、販売証明書を発行してもらうことができます。
正規店以外で購入した時計のメンテナンス
正規店のアフターケアを受けることができない場合、不具合が出たらその時計の修理を諦めなければならないわけではりません。
正規店でない店舗は大体提携している修理工房がありますので、そちらでメンテナンスを受けられます。
まとめ
国際保証書がなくても、販売証明書があればフランクミュラーの時計は正規修理を受けることが可能です。
正規修理にこだわる必要はなく、一般修理工房に依頼をしても時計の修理は可能です。
正規品でなければメーカーでメンテナンス受けられないというブランドはごく一部に限られます。
ほとんどのブランドは正規品でも並行品でもメーカーでメンテナンスを受けることができます。